
以前のエントリーでNTTdocomoがモバイルwifiルーターの提供を開始する事をお伝えしていました。リンク それを受けてか、NTT東日本でも同一の動きがありました。非常に興味深い内容となっております。ドコモの違いも含めまとめてみました。
NTT東日本は25日、フレッツ光ネクストおよびBフレッツを利用しているユーザーを対象に「光ポータブル」の提供を開始すると発表しました。これは先日NTTドコモが発表した「モバイルwifiルーター」と同じ製品を月額315円でレンタルするものです。以下にサービス内容を列挙します。
1. NTTドコモ専用SIMタイプとSIMロックフリータイプの2種類
2. LAN側においては無線LAN規格の802.11a.b.gに対応
3. WAN側においては800MHz帯、1700MHz帯、2.1GHz帯のHSDPAおよびHSUPA、W-CDMA通信に対応
4. NTT東西が提供する公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」に対応。フレッツ・スポットの月額料金も840円から210円に値下げ
5. 専用のクレードルを使ってフレッツ光につなぐ事により通常の無線LANとして使用が可能
フレッツスポットが安価に利用できるようになった点と、クレードルで無線LANルーターとして利用できる点がドコモが提供する「モバイルwifiルーター」と大きな相違点ですね。
ドコモ専用SIMタイプとSIMフリータイプの2種類を用意する必要性は、私のような凡人には理解できませんが(100人いれば99人SIMフリータイプを選ぶと思うので)料金も安価ですし、なによりwifi環境を外出先でも自宅でも手軽に構築できるのは大きな魅力だと思います。
公式アナウンスにはありませんが、このサービスに対応する携帯キャリアは周波数帯から、ドコモ、ソフトバンク、イーモバイルの3社になると思われます。(auは通信規格が違う為対象外)
しかしこの3G回線をwifi化する、いわゆるテザリングは当然の事ながら大量のパケット通信が使われます。現在携帯各社は通信量における速度規制を実施しており、計画的な利用が必要な事もお忘れなく。
iPhoneの速度規制と上手に付き合っていく為に(携帯キャリア各社の速度規制の詳細がのっています)