auの田中社長は30日に行われた記者会見にて、先日発生した大規模なメール障害について謝罪しました。ヒューマンエラーに端を発したものだったようで、社長自ら調査を行い再発防止を約束しました。
また田中社長はiPhone 5 のLTEエリアの誤表記があった事にも触れ、現行のiPhone 5 向けのLTEエリアについて「あまりに情けない」と自虐的に説明しています。
この件については以前に当ブログでも取り上げましたが、iPhone 5 がauの主要バンドである800MHzのLTEをサポートしていないにも関わらず、あたかもそれをサポートしているかのようなLTEエリアマップを公開し問題視されていました。
この記者会見の内容は様々なメディアで取り上げていますが、一つ気になる事が。田中社長の真意を伝える記事が無い。色々と見て回りましたが、本当に一つも無い。
仕方ないので私が田中社長の心の内を代弁したいと思います。
次期iPhoneについて
記者会見の中で田中社長はauの今後のLTE戦略を以下の様に説明しています。
これからの端末は、ベースバンド(800MHz)と2GHzのハイブリッドになっていくため、キャパシティは(両帯域で)相互に補完という形になる
田中社長の言う「これからの端末」に次期iPhoneが含まれているのは明白で、800MHzを含んだau本来のLTEエリアが利用出来る次期iPhone(iPhone 5S?)でauが挽回を図ろうと想定している事が伺えます。
iPhone 5 のLTEエリアについて
加えて今後のLTEのエリア展開については、800MHzを中心とし、2GHzは都市部等のトラフィックの多い箇所にスポット的に展開するとしています。つまり2GHzのLTEエリアを積極的に広げる意思は無いという事です。これは何を意味するのか。
簡単に言えば、auはiPhone 5 に向けてLTEエリアの拡大を積極的に行わないとはっきり宣言したわけです。iPhone 5 の正確なLTEエリアを公表しない理由について「他者との比較になる事を恐れているから」とまで付け加えて。
田中社長の内なる声を聞け!
これらの発言の内容を要約した私なりの解釈は、以下の様になります。
「今後auにおいてiPhone 5 向けのLTEエリアが劇的に改善される事は無いので、新規購入は控えて欲しい。次に出るiPhone 5Sで挽回するから、それまで待っていてくれ。」
本当かよ!いくら何でも大袈裟なんじゃないの!?と思われるかもしれませんが、私にはこうとしか聞こえてきません。
皮肉っぽく聞こえるかもしれませんが、事実としてauとしてもこれ以上新規のiPhone 5 ユーザーが増える事は望んでいないでしょう。iPhone 5 ユーザーの為だけに2GHzの基地局を増やし続ける事は出来ないからこそ、上記の発言なわけですから。
何よりこの状態では今からauでiPhone 5 を契約するユーザーが一番割を食う事は間違いないわけで、それらの動向を抑止するいう意味ではむしろ親切な発言ではないかとすら感じます。遠回しで分かりにくいメッセージではありますが。
Appleとの契約の手前、声を大にして「今auでiPhone 5 を買うと損だよ!」とは言えない田中社長の内なる心の声、あなたには聞こえましたか!?
私もその通りだと思いました。iPhone5Sは800に対応するのが決まったって事でしょうね。
最近、SoftBankが繋がりをアピールし始め、決算ではLTEの比較も出してましたね。
恐らくauの800に対応するという情報は知てて焦りで必死にアピールしていると予想。
次期iPhoneがauの800に対応したらユーザーの8-9割はもっていかれるでしょう。
まあ今auのiPhone5がものすごい勢いで投げ売りされてる現状からもお察し
CB乞食には逆にねらい目かもしれんが
このコメントは管理者の承認待ちです