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最近iPhoneのFaceTimeの画質がイマイチなわけ

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私は出張中に家族とFaceTimeで会話をする事が多いのですが、先月とある地方都市のホテルに常設されたWi-FiからFaceTimeしてみると何故かうまく通信出来ませんでした。他のWi-Fiスポットからも試したりしていたのですが、相手には映像が写っているもののこちらには写らない状況が続いてその出張中にその不具合が解消する事はありませんでした。

「自宅のWi-Fiに問題があったのかなぁ」なんて考えていたのですが、FaceTimeの不具合や画質の低下はどうやら世界的に起きているようです。

iMoreはこの原因について、Appleの特許侵害が関係しているのでは? という考察記事をUPしています。



Why FaceTime quality might have dropped, why Apple still hasn't released it as an open standard, and patent trolls | iMore

実はAppleはFaceTimeで使用される通信プロトコルに関して米VirnetX社に特許侵害として提訴されおり、テキサス州地方裁判所はiPhone 5 を除くFaceTimeが利用可能なApple製品に対してAppleに3億6800万ドル(日本円で約3000億円)の支払い命令を下しています。

「FaceTime」訴訟で勝利したVirnetX、再度Appleを提訴――「iPhone 5」「iPad 4」を対象に - ITmedia プロフェッショナル モバイル

VirnetX社はさらにiPhone 5 についての提訴も行っており、この件についてもAppleが敗訴するは確実だと言われているようです。


一連の流れからAppleとVirnetXの間でクロスプラットフォーム(特許の相互利用契約)が交わされなかったのは確実で、まもなく発売されるであろう次期iPhoneにおいてなんの対処も無ければ訴訟の対象となるのは間違いないでしょう。

そこでAppleはiMoreが主張するように、訴訟対象となる箇所を修正する為に独自の方法でFaceTimeを再構築している可能性が高く、その為に以前では発生しなかった不具合や画質の低下が発生していると推測されるわけです。そりゃ不具合があっても気が付かないわけだ。



IT企業の悪いクセ

IT関連のサービスは「とりあえず始めてみて問題が起きれば修正する」というスタンスが多く見受けられます。これはAppleに限らずGoogleやFacebook社といったもはやベンチャーとは言えないIT企業にも散見され、スピードが何よりも重視されるIT業界ではこのマインドはもはや常識とされているようです。

ユーザーにとって先進的なサービスがいち早く利用出来るというメリットはありますが、一度問題が起きれば例外なくグダグダになり、結果的にユーザーにシワ寄せが来るケースも少なくありません。今回のAppleのFaceTimeの件に関してもユーザーに何のアナウンスもされておらず(iMoreの推測が事実であればですが)不具合や画質の低下は「自分の環境が悪いせいだ」と誰もが悩み続ける事でしょう。今回の私みたいに。

ワクワクさせてくれる事とマイナス面を隠す事は、決してトレードオフであってはならないと思うのです。特に今のAppleにおいては。


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