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iPhone生産工場のFoxconnではいまだ5人1人が暴力に悩まされている

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「世界の工場」が抱える労使問題は、我々が考えるよりずっと複雑で根が深そうです。


cult of macによりますと、GlobalTimesがAppleのiPhoneやiPadの製造を請け負っているFoxconn社内のアンケートにより、少なくとも5人に1人の従業員が、上司および管理者より不当な暴力をいまだ受けているとレポートしていると述べています。

Foxconnは以前にも英国のサンデー・テレグラフ紙から、iPod製造工場の劣悪な労働環境を告発されていました。


・1日15時間という長時間労働(Appleの規定は週60時間)
・日当387元という低賃金(深セン労働・社会保険局が規定する最低賃金は580元)
・ノイローゼになった従業員の9人が自殺


この報道はAppleのみならず、世界中の世論もFoxconnの企業経営について厳しく非難し、結果的にFoxconnは 賃金を700元まで引き上げ、残業代についても週末は2倍、祝日は3倍に上げる事を発表しました。
また企業内で行われていた暴力的な指導について調査チームを発足し、カウンセラーを雇用し従業員の心のケアに努めるとアナウンスしていました。

しかし今回の調査の中で、16.4%の従業員に対し慢性的に暴力的な指導が繰り返されている事、以前より従業員に対するプライバシーの管理が厳しくなった事、工場勤務の従業員の約50%が超過勤務時間に対する残業代が未払いである事が判明したのです。



民族性と政府の考え方の違い

このような労使問題については諸外国、特に欧米諸国にとっては衝撃的で異様な搾取に見えた事でしょう。
しかし中国国内の声は必ずしもそうではないようです。

中国国内のインターネット掲示板である新波網には次のような声が上がっています。


「実際、みんなは心の中で、こういう問題が起こっていることが明白にわかっている。搾取だ。でも、搾取されるのが嫌だと言ったら、くびにされるだけ。 中国は職を求める人間の数が膨大で、代わりはいくらでもいるからだ。どうしようもない現実なんだ。」


「中国の報道はおかしいと思う。私の親戚3人がFoxconnで働いているが、3人とも大変優秀で、彼らはすべて深圳で家を買うことができた。Foxconnの方針は、「能力のある人には高給で遇する」というものだと聞いている。今、問題になっているには、ブルーワーカーに関するもだが、彼女たちにはどんな技能と学歴があるというのか?適者生存の世の中で、何のとりえもない人が高給を得るなどということはありえない。記者は、そういった常識を考慮することもなく、ただ単に給料や労働環境が悪いとだけいう。嫌だったら、勉強して技術を身につけてから就職すればいいのだ。今の中国はそれができるのだから。」


「わけのわからない記者がしょうもない記事を書いたおかげで、私たちは5時以降の残業がやりずらくなった。これで、先月は260元くらい収入が減った。私が、訴訟をして、この記者に損害を弁償してもらいたいくらいだわ。」


参考サイト:不易と流行




中国は先のノーベル平和賞の件でも分かるように、徹底的に情報統制を行う国です。このようなインターネット掲示板も、中国共産党の意に沿わない物は検閲され規制されます。
にも関わらず我々外国人でも閲覧できるという事は、Foxconnのこの問題については政府として手を入れるつもりが無いという事なのでしょう。


上記のような例は稀でしょうが、同じアジア圏内の日本や韓国でも労使問題はつきません。そしてほとんどのケースで従業員側が泣き寝入りするか、解雇されるかという結論になっているようです。そして「国力の減退につながる」という意味からか、この問題についての政府の対応は例外なく腰が重い。
またこういった長時間労働やサービス残業に対して「他所も同じ様な物だ」「国が不景気だから仕方がない」と一部許容する文化・国民性があるのも原因にあるのでしょう。(欧米では個人と企業間はもっとドライです)

こういった現状は、欧米諸国には中々理解しづらい所かもしれません。
この問題はFoxconn一社に限った事ではなく、中国や日本を含むアジア諸国の労使問題も内包しているようです。



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