
(画像ソース:9to5Mac)
前回の記事iPhone5に関する噂アレコレで、次世代iPhoneにまつわる噂をとりまとめましたが、それと同様に多くの注目を集めているのが 次世代iPad、iPad2(仮称)です。
iPad2にまつわる噂を、ComputerWorldの記事をベースにギュッと凝縮してみました。
1. W-CDMAに加えて、CDMA2000の通信方式もサポートする
Wedge PartnersのアナリストであるBrian BlairはiPad2にはQualcomm社のチップが採用されCDMA方式もサポートするだろうと述べています。
米大手キャリアでCDMA方式を採用しているVerizonは、一足先にwifiバージョンのiPadの発売を始めていますが、iPad2では3Gも併せて出来るようになる可能性が高いわけです。
この取り組みにより、iPad2の販売台数は飛躍的に伸びるであろうと言われています。
2. カメラが付く
以前にiFixitがiPadのバラシレポートを行った際に「本体最上部にカメラモジュールが入るくらいのスペースがある」と報告してから、次世代iPad にはカメラが付くのでは?との憶測は長く流れていました。
今回、OmnivisionがiPad2用に500万画素のカメラモジュールを開発しているというリークも、そういった意味では半ば既定路線だったのかもしれません。
ともあれiPad2でFaceTimeが楽しめるとあれば、使い道もさらに広がりそうです。
3. より薄く、明るくなる
以前の記事でも述べたように、Appleは新しい非鉄合金素材の調達や、製品の仕上げ加工に関する技術特許の取得について非常に積極的に取り組んでいます。
そしてiPhone4で採用されたRetina Display。それらの技術がiPad2に活かされれば、製品はより薄くて堅牢になり、より明るく鮮明に仕上がるのではないでしょうか。
4. Apple A5へのグレードアップ
iPadが登場した時、タブレットという形状と全面タッチパネルという仕様で市場に大きなインパクトを与えましたが、もう一つの注目すべきトピックはApple純正のSocであるApple A4を採用した事です。
ARM Cortex A8をベースにPowerVRというグラフィクエンジンを備えたそれは、当然ながらARMの刷新によりその性能を向上する事が約束されています。
大半のメディアはARM Cortex A9の採用を予想していますが、一部のアナリストはA9はスキップされ、ARM最新のバージョンの”Eagle”が登場するのではないかと述べています。
もしそうなればApple A4は新たにApple A5という新しいブランディングがなされるでしょう。
5. 発売時期は2011年の春?>
digitimesによると、iPad2のプリント基盤製作の受諾業者としてイビデン、Tripod Technology、TTM Technologieの4社が選ばれた事を伝えています。
また気になる記になるさんの記事によると”イビデンがマレーシアに建設中のスマートフォン及びタブレット用プリント基板の製造工場の立ち上げを、当初予定していた2011年4月から2010年12月へ前倒しする”という情報もあるようで、かなり急ピッチに生産体制を整えているようです。
またAppleは既にiPad2のCM撮影を終えているという噂まであり、それが事実ならかなり早い仕掛けになると予想できます。
この一連の動きが、前回のiPadの発売時期である5/末からの前倒しなのか、iPad発売直後に見舞われた欠品と納期遅延の反省に基づくものなのかは今の所、判断が付きません。
いずれにしてもiPad2を待ち望んでいるユーザーには良い傾向ですね。
7. Dockコネクターが2か所になる(11/27追記)

側面に新たなDockコネクターが付くという噂は、以前から根強く言われていました。
この新たなDockが何を意図した物かはっきりとは分っていませんが、外部アクセサリーと連動させる為ではないかという予測がなされています。
【Back to the iPad?】
AppleはMac Book Air の発売イベントで「Back to the Mac」というフレーズを用いました。
それの意味する事は、iPhoneやiPadで培った技術をMacに還元したという事に他なりません。
そしてAppleはこうも言っています。「我々は知り得た経験や知識を、次の製品に循環させいく」
今後Mac・iPhnoe・そしてiPadという異なるファクターを持つ製品群の垣根は、どんどん無くなっていくのでしょう。
そういった意味でiPad2は、我々にまた新しい体験をさせてくれのではないか?と私は期待しています。