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携帯メーカーは、いつまでユーザーに無償デバッグを強いるのか

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auは先日、SHARP製のAndroidスマートフォンIS01およびIS03において特定の操作時に不具合が起こるとしてソフトウェアアップデートを行うと発表しました。

特定の操作後にバッテリーが急速に消費されたりスリープモードが正しく機能しない場合があるという、基本機能かつ重要な機能の不具合内容です。

au携帯電話の「ケータイアップデート」についてのお知らせ


携帯キャリアやメーカーから頻繁にアナウンスされる不具合報告とアップデートの案内を聞く度に、私はいつも憤りを感じていました。

ちょっとユーザーを馬鹿にしすぎではないかと。





「未完成品」が出荷されるメカニズム

発売後の機種のファームウェアやアプリケーションに対してアップデートが適用される事自体は何も珍しくはありません。

新たな機能の追加であったり、発見されたexploitに対する物であったりと、アップデートのおかげで新機能を楽しむ事が出来たり安全な環境を保つ事が出来るわけです。

またアプリケーションについてはデバイスの種類やOSのバージョンにより、開発者にとって予期せぬ不具合が起こりうる事は仕方が無い事かもしれません。
同様の理由でOSのバージョンアップを伴うファームウェアのアップデート後に起こる不具合も歓迎こそされないとはいえ、完全に防ぐのは難しいでしょう。

しかしここ数年の、特に国内携帯メーカーのアップデートは、初実装ファームウェアの不具合による物ばかり。


以下は、2011年の2月に発表された携帯電話の不具合の一覧です。



NTTドコモ

F-10B(富士通):イヤホンマイク接続時に着信音が鳴らない場合がある不具合
SH-01B(シャープ):自動電源ONのアラーム音が自動電源ON時刻になっても鳴動しない場合がある不具合
REGZA Phone T-01C(東芝):赤外線通信を行った後に「おサイフケータイ」アプリを起動するとエラーが発生し、アプリが起動できない場合がある不具合

au

X-RAY:ワンセグが視聴できない (画面が真っ黒になる、音声が再生されない) ことがある不具合
Cyber-shot ケータイ S006(ソニーエリクソン):音声通話やデータ通信を行っていない状態 (待受中やデータフォルダ内のデータの再生等) で電波環境が不安定になった場合、リセットすることがある不具合
CA006(CASIO):カバンやポケット等の中で意図せずサイドキーが押され続けると、電池の消費が早くなることがある不具合

Softbank

840P Premium、841P、840P、840P for Biz(パナソニック モバイルコミュニケーションズ):ごく稀に音声着信などができない場合がある不具合




このおびただしい数。

シャープに限らず、様々なメーカーに初実装のファームウェアに不具合が見つかっています。
スペースの都合上全てを掲載していませんが、2月度分だけで3キャリア合計30件のアップデートが実施されています。


このような事が何故起きるのでしょうか?理由は簡単。

動作確認テスト(デバッグ)が不十分だからです。




このような初実装のファームウェアの不具合を発売後にアップデートで塞ぐ事が当然の様な風潮になってきたのは、ここ数年の間だと私は記憶しています。

・年に数回の新製品リリーススケジュール
・孫請け、ひ孫請けが当たり前のソフトウェア開発の慣習による伝言ゲームの弊害
タイトな納期と限られた予算

このような環境下において満足なテスト環境を維持する予算も 時間も無い事から、十分なテスト環境を維持する予算や時間を期待する方が難しいかもしれません。


しかしそれはキャリア/メーカーの言い分であって、ユーザーには何ら関係が無い言い訳でもあります。誤解を恐れずに言わせてもらえれは、それはキャリアやメーカーの品質保証に対する考え方が誤っているという事だと思います。


また販売後の機種について継続的な動作テストを行っているはずもなく、不具合の発見も再販店やコールセンターから上がってきた情報をもとにしている事は想像に難くありません。そしておそらく同様の不具合報告が複数件寄せられた後に、ようやくメーカーとキャリアは重い腰を上げて調査を始めるのでしょう。

これは、不具合報告をメーカーやキャリアのサポートセンターに入れたものの「そのような報告事例はありません。OSの再インストールをして下さい」とテンプレート返答をされている人が必ずいるという事を意味します。

また台数が出ない機種や、販売から日数が経っている機種については、その対処すらされない可能性がある事も否定出来ません。




「未完成品」の出荷はメーカーの恥である


仮にこれが自動車の電子制御部や工場のFA機器のソフトウェアなどの人命に係わりかねない物であればどうでしょうか?即リコールとなる社会問題となるケースも出てくるでしょう。

それが携帯電話の初実装の不具合に対しては何故「またか。仕方ないな」という雰囲気が蔓延しているのか、私には理解出来ません。

「ネットワークと紐付いているから不具合があればいつでもアップデート出来る」
「発生したパケット料金を免除すれば文句は出ないだろ」

という甘え、が今の状況を作っているのでしょうね。


今後より良い製品を望むのであれば、ユーザーはこのような風潮にハッキリと「No」を突きつけるべきではないでしょうか。


でも毎シーズン出さないと新規層獲得できないし…商売上がったりなんじゃないですかね。
メーカーも年に1機種だけで勝負ってわけにもいかないでしょうし。

2011.02.26 07:29 anti- #cRy4jAvc URL[EDIT]

どんどんと性能・機能が上がっていって、
複雑化して、どこが原因でバグが発生するか
追求するのが困難になっていって、
その分の工数が増えてる点を無視するのはどうかと。
完全にするなら、その分のチェック数が増えて、
人件費が増大し価格上昇、そして開発期間の延長も必要になりますよ。

退化すれば、そんな問題は消えていくでしょうけど。

2011.05.18 22:56 #- URL[EDIT]

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