
こういう考察記事は本当に面白い。ワクワクしますね。
NY Timesは、高感度センサー製作大手のSTMicroelectronicsのゼネラルマネージャーであるBenedetto Vigna氏へのiPhoneの未来について質問したインタビューを掲載しています。Benedetto Vigna氏はNY Timesの質問に対して、未来のiPhoneに搭載されるであろう様々なセンサーについて熱く語っています。
標高センサー

GPSによる経度・緯度の検出に加えて「高さ」を検出するセンサーが搭載される事により、3次元での位置検出が可能となるでしょう。登山用途だけでなく、「ここのビルの6Fにいるよ」と友人にスマートに連絡する事も可能になります。
心拍数の検知

photo:Seth's Oasis
心臓の心拍音を検知して、あなたの健康管理に役立つ事になるでしょう。
汗の検知

汗の量や温度に加えて、成分まで検出し分析できれば、あなたのランニングはより効率的なものとなるでしょう。
興奮度や気分の検知

あなたの興奮レベルや気分を、モニタリングする事も可能になるかもしれません。この機能は以前に紹介したRIMのコンセプトモデルにも同様の記載がありました。
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温度計や湿度計

より精度の高いスマートフォン向けの温度計や湿度計が安価に供給されるようになり、iPhoneにも搭載されるでしょう。何千万台とあるiPhoneでGPSとともにこれらのデータログをとり活用すれば、クラウド天気予報なんて物も実現するかもしれません。
生体センサーやパターン認証

機密情報の漏洩やセキュリティ管理の観点から、企業がモバイル機器に求めるセキュリティレベルは日増しに高まっていると言えます。未来のiPhoneには指紋認証を初めとする様々な生体認証センサーが採用されるとともに、持ち主のパターン(グリップ時の圧力やタッチの強さ)を記憶して認証するシステムが登場するかもしれません。また、それらを利用したセキュリティソリューション商材が活発に開発されるでしょう。
スマートフォンからライフログフォンへ
こういったセンサー機能の全てが未来のiPhoneに採用されるわけではないでしょうが、もし実現すればユーザーの行動だけでなく周囲の天気やその時の健康状態までも記録する究極のライフログツールとなるでしょう。
子供の時に見たSF映画の世界がもう目の前にきているかと思うと、ドキドキしてきませんか?