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「iPhoneをBTOで自分流にカスタマイズ!」 がなぜ実現しないのか

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(photo:HardwareSphere)

アップルストアでMacbookシリーズやiMacを購入する際、そこには数多くのオプションが用意されています。

これはBTO(Build to Order)と呼ばれるオーダー方式で、AppleだけでなくDELLやHPといったパソコンメーカーで多く取り入れています。自分なりの一品を注文出来るというメリットがユーザーにも受けているようです。

「買うならMBAの11インチがベターだけど、CPUもi5にしたいなぁ」なんて妄想しながらカチカチやるのも楽しいものですが、ここである疑問が。

「どうしてiPhoneやiPadはBTOで自分流にカスタマイズ出来ないんだろう?」


実はBTOスマートフォンは以前に話題に上った事があります。

昨年の10月にドイツのSynapse社がAndroidスマートフォンをBTOで受付するサイトを立ち上げた事で、大きな注目を集めました。

GIGAZINE
あらゆるスペックをカスタマイズして「自分だけのスマートフォン」を作れる夢のようなサービスが登場


スマートフォンもついにBTOの時代に突入か!と話題を集めましたが、何故かその後尻すぼみに。サイト自体は残っているものの、1台のオーダーも受け付ける事なく、サービス終了してしまったようです。

http://synapse-phones.posterous.com/

スマートフォンをBTOでカスタマイズする事は難しいのでしょうか?検証してみました。


高い法規制の壁

BTOスマートフォンを実現するに当たり、最大の障害となっているのは各国の法律です。

アメリカではFCC、日本では総務省が携帯電話についての規定を定めています。申請が許可された携帯電話は FCC IDマーク(日本では技適マーク)が刻印され、このマークが無い携帯電話で通信を行う事を原則として法律で禁止しています。

問題はこの申請業務が煩雑である事、そして非常に細かい仕様を要求する事にあります。仮にBTOによるスマートフォンを提供した場合、オプション毎に申請が必要となり技適マークも機種毎に作成し刻印する必要があります。その為、携帯・スマートフォンメーカーとしては採算が合わないと判断してきた歴史があるものと思われます。


避けられないサポートの問題

BTOにより機種が多様化する事により選択肢が増える事はスマートフォンユーザーにとっては歓迎すべき事ですが、メーカーやアプリ開発者にとっては必ずしもそうとは限らないようです。それは自社の製品やアプリをサポートする範囲が増える事を意味するからであり、より多くのリソースを機種毎のサポートに費やす必要が生まれます。

特にAndroidにおいては既に数え切れない程の製品が販売されており、仮にそれらのメーカーがBTOオプションを採用すればサポートすべき機種数は天文学的な数字になる事が予想されます。

「このアプリが使えない」 「アップデートが失敗する」

といった選択オプション特有の不具合を直接サポートする窓口を新たに設ける必要が出てくる事が予想され、費用負担増を懸念される事もBTOスマートフォンが実現しない理由の一つでしょう。


「ぼくがかんがえた、さいきょうのあいふぉん」実現なるか

BTOによるスマートフォンの提供は上記の理由により、非常にハードルが高い事が分かりました。先に述べたSynapse社の件も、これらの条件をクリア出来なかったのでしょう。

しかし通信に関する規制緩和により、BTOスマートフォンに光明が差してきました。従来は端末への刻印を義務としてきた技適マークが、ディスプレイに表示出来れば良いという解釈が世界的に主流となってきたようです。


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これなら機種の仕様毎の技適マークをOS側で対応する事ができ、オプション毎に生産ラインを設ける必要もありません。

またサポート面に関しても、Appleならクリア出来るかもしれません。アップルストアを中心に、自社製品を販売する多数の専売店をAppleは持っています。またApple IDというユーザー管理の為のDBを運用している点や、ユーザー毎の細かなサポートを実店舗レベルで行えるという点からも、AppleほどBTOによるオプション展開に適したメーカーもないとも言えます。

標準iPhoneはソフトバンクショップや量販店で、BTO iPhoneはwebエントリーとアップルストアのみで提供・サポートという棲み分けをすれば、無用の混乱を避ける事ができるかもしれません。


現実問題として、通信機能を備えた携帯端末の申請から認可までは数ヶ月かかると言われており、納期的な面や経費面から考えても「完全に一品物のiPhone」の実現は残念ながら不可能です。しかしある程度の数のオプションであれば、上記の理由により実現の可能性があるように思います。

Androidの多様性に対抗する意味で、BTO iPhoneはAppleの大きな武器になると私は思うのですが、いかがでしょうか。




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