何だろうこの無力感は。
CNETはiPhoneの人気ゲームアプリ「Toaster Pop」の製作総指揮を、若干7歳の少年が行っていた事について報じています。
コナー君はアメリカに住むごく普通の少年ですが、父親から聞いたあるエピソードからアプリ開発のヒントを得ました。
昔のトースターは、パンが焼きあがるとそのパンが飛び出してきたんだ。
ある新しいアプリのアイデアが閃いた時、アプリ開発経験が無ければ「さぁ今からプログラムを勉強しようか」という風に考えるのが普通だと思いますが、彼は違いました。
コナー君はパワーポイントで投資家に向けたプレゼン資料を作成し、最終的にアプリ開発を行うLLC(合同会社)を設立してしまったのです。
無事投資を取り付けた彼は、次に彼のコンセプトに見合うアプリ開発者の選定を行いました。西海岸に住むアプリ開発者と電話会議などによる打合せや製品のプロトタイプを友人・家族にプレイさせフィードバックを受けるなど試行錯誤の後、「Toaster Pop」は完成したのです。
「Toaster Pop」はApp Storeにて0.99ドルでリリースされていますが、アメリカのiTunesでは26人のレビュアーが☆5を付けており、評判は上々のようです。また6歳の妹もアプリのアイデアを持っているようで、コナー君の合同会社へ入社する予定なんだとか。
大人も頑張らないと
コナー君の父親は、自分が仕事で使っているメールアドレスを貸与した事、いくつかの助言をした事以外は何もしなかったと、CNETのメールによるインタビューに応えています。
以前に12歳の少年が作ったアプリを紹介した事がありましたが、今回のエピソードは明らかにスケールが違います。この発想力や行動力は、私達大人も見習わないといけませんね。