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Galaxy-S(2)の販売差し止めから垣間見えるAppleの「鉄の意思」

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これはあくまでも序章に過ぎません。

Endgagetは、オランダの裁判所がサムスンのスマートフォンに対して販売差し止めの命令を下した事を伝えています。


販売差し止めの対象機種はGalaxy-S、Galaxy-S2、Ace(日本未発売)の3機種。 どれもサムスンの主力商品です。以前から話題になっていたAppleが主張していたiPhoneの技術特許・意匠権の侵害をオランダの裁判所が一部認めた事になります。なお、今回の判決にGalaxy Tabの販売差し止めは含まれていません。


なにが問題だった?

今回下された判決の焦点は「どの部分に問題があったのか。」これに尽きます。デザイン?アクセサリ?それともOSのGUI?

オランダの裁判所が出した結論は以下の通りです。

・ブラウザのスクロールにおいて技術特許の侵害が確認された
・デザインやアクセサリについての意匠権の侵害は認められない
・スワイプしてロックを解除するギミックは前例があり、Appleの専売特許ではない


Appleの老獪な一手

AppleがEU諸国の中でも、そこまで人口やGDPが高くないオランダの裁判所に異議を申し立てしたのには理由があります。それは、サムスンにとってオランダはEU圏内の物流のハブとなっているからです。販売中止命令を受けた後もサムスンがスマートフォンの販売を続ける場合、物流網を再構築する必要が出てきたわけです。

サムスンは今回の判決によりオランダにおける収益が0になるだけでなく、当面の間はEU諸国に十分な量の製品を供給出来なくなってしまったのです。Appleのしたたかさな一手に少し背筋が寒くなりました。


Appleは徹底的にやるつもりだ

Appleとサムスンはスマートフォン市場におけるライバル同士という立場とは別に、メーカーとサプライヤーという側面を持っています。その為、Appleが訴訟を起こした時も「ビジネス上の譲歩を得る為の訴訟で大事には至らないのではないか?」という楽観的な観測が多かった事も事実です。当のサムスンも恐らくそう捉えていたのでしょう。

しかしAppleはそう考えてはいなかった。

iPhone/iPad製造においてサムスンから供給を受けていた主要部材のSoc製造をTSMCに、ディスプレイのサプライヤーにシャープを追加する等の「サムスン外し」の動きを加速させています。これらの動きからは、協力関係にある企業でもルールを無視すれば容赦はしないというAppleの強い意思を感じさせます。

「ウチと仲が悪くなると生産に影響が出るよ?大目に見てよ」は一切通用しないという事をサムスンが身を持って示してくれたわけです。


その他Androidメーカーへの影響は

先に述べたように、今回の事例はGalaxyシリーズのブラウザに販売差し止めに至る原因があったわけですが、これはAndroidの純正ブラウザに問題があると判断されたと言い直す事が出来ます。

特許侵害は民事係争なのでAppleから訴えられない限り影響はありませんが、Googleがブラウザの問題箇所を修正するかメーカーが独自に手を加えるかをしない限り、対象となるメーカーは常に提訴されるリスクを持つ事になります。

既にサムスン以外でもHTCやモトローラがAppleより提訴されていますが(どちらも反訴していますが)、追われる立場となったAppleは今後、自社の知的財産保護の為に徹底的な法的手段を講じる可能性が高まってきました。

モトローラを買収し一部のベンダーから不満が漏れていると言われるGoogleですが、今回のサムスンへの販売差し止めとあいまって、一気にメーカーのAndroid離れを引き起こすかもしれませんね。




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