新たなアンテナ問題ですか・・・
9to5MacはCOMON経由の情報として、以前iPhone 4の「デスグリップ問題」を指摘していた専門家が、iPhone 4Sのアンテナ部において新たな問題を抱えていると再度指摘しているようだと伝えています。
AppleはiPhone 4Sのアンテナについて「内蔵された2つのアンテナを発信と受信に合わせて賢く切り替える」と説明しています。これによりiPhone 4Sで問題視されたいわゆる「デスグリップ問題」は避ける事ができると見られますが、オールボー大学のペターゼン氏はこの技術が特許侵害の疑いが強いと指摘しています。
その根拠となるのが2007年にサムスンが取得した特許の存在です。
いずれも複数の無線アンテナを切り替えて使用する技術であり、この2つの特許を侵害している可能性が高いと指摘しています。COMONはサムスンの北欧担当の広報部にコメントを求めたが、同社からの回答はなかったとの事。
Appleとサムスンとの新たな火種となるか
COMONも文中で述べているように、AppleはiPhone 4Sのアンテナについての技術仕様を公表していない為、今回の指摘はあくまでも「Appleの公式発表から判断すれば特許侵害の可能性がある」というレベルのものだと思われます。しかし仮に司法が問題ありと判断した場合は、話がこじれる事は必至。現在目下係争中の両社なだけに、新たな火種となる事は避けられそうにありません。
iPhone 4Sはスティーブ・ジョブズの遺作と呼ばれ特別視するAppleファンも多いだけに、無粋な理由でケチは付けて欲しくないと思うのはAppleファンの身勝手ですかね・・・