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活発化する「おさがりiPhone」市場

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皆さんは新しいスマートフォンにアップグレードした際に、古い機種はどうしていますか?

手元に置いておく? 売っちゃう? 人にあげちゃう?

携帯購入後に手元に残った旧機種の処分について、ある興味深い調査結果が公表されたのでご紹介したいと思います。


CIRPの調査によると、新しいiPhoneにグレードアップしたユーザーの49%が、古いiPhoneを人に譲ったり中古市場に販売している事が分かったそうです。これはBlack Berryの21%、Androidスマートフォンの15%と比べて非常に高い数字です。

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ちなみに18%のiPhoneが中古市場に流通し、31%のiPhoneが知人や家族にプレゼントされています。つまり3人に1人が古いiPhoneをおさがりとして誰かに渡しているというわけです。(Androidのおさがり率は9%)



iPhone第2の人生

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このiPhoneのズバ抜けて高いお下がり率には、ある理由があります。それはiPod touchとして活用する人が多いという事です。

従来の携帯電話は購入したコンテンツとSIM契約が紐付けされているケースも多く、機種変更後の古い端末は用途を見出せない物が少なくありませんでした。

その点iPhoneはSIM契約が無くても取り込んだ音楽は聞けますし、iTunesで楽曲の管理も可能。またWi-Fiがあればネットにも接続出来ます。

お子さんに携帯電話を買い与えるのには抵抗がある親御さんも「これならおさがりとして渡しても問題無い」と判断するケースが多いんじゃないでしょうか。実際に子供も喜ぶでしょうし。

上記の調査は北米のスマートフォンユーザーを対象に行われた物ですが、日本国内においても同様の現象が起きています。中古市場やオークションではiPhoneが活発に取引されてる一方で、上記のようなiPhoneをおさがりしたという話は頻繁に聞こえてきます。



敵はAndroidではなく家族のiPhone?

しかしこの現象は、Appleや通信キャリアとってはどう映っているのでしょう。

おさがりという行為は節約という観点からは素晴らしい物ですが、製品の流通という点では購入機会の損失という点であまり歓迎したくないというのがiPhoneに携わる企業の本音ではないでしょうか。

通信キャリアが99ドルのiPhone 4や本体代金無料のiPhone 3GSを未だに取り扱わざるを得ないのは、そういった背景があるからだと言えそうです。

また日本でのiPhone取り扱いキャリアの一つであるソフトバンクも、機種変更後のiPhone 4を家族にプレゼントするキャンペーンを通じておさがり需要の取り込みに躍起になっています。


長く愛される製品を産み出した事が新たな需要を阻む一因になるというのは何とも皮肉な話ですが、Appleだけが抱える贅沢な悩みとも言えるかもしれません。

ちなみに私は、最新のiPhoneに飛び付きつつも過去のiPhoneシリーズは手元に置いておきたい派です。

みなさんは何派ですか?

(via:Cult of MacAll Things D)


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