iPhone 3Gが発売されてからはや4年が経ちました。iPhone 3GからずっとiPhone一筋な私としては、あっという間の4年間という印象です。
そんな無駄に長いiPhone生活の中で「これは!?」と思った事がいくつかありました。今日はそんなiPhoneに関する私なりの気付きをまとめてみたいと思います。
iPhoneを使い始めて間も無い方もそうでない方も、是非チェックしてみて下さい。
GPSは常にONにしておくべきだ
バッテリーの消費を気にして使う時だけiPhoneのGPSをONにするという人は意外と多いかもしれません。私も以前はそのような運用をしていました。
しかしこれはiPhoneの最も重要な機能の一つである「iPhoneを探す」アプリの使用が出来なくなる事を意味します。「iPhoneを探す」アプリがあると無いとでは、紛失したiPhoneが見つかるまでのスピード、そして手元に無事戻ってくる可能性に大きな違いが出る事は紛失した事がある方なら痛いほど分かるはず。
バッテリーの消費があろうとGPSは常にON。今や個人情報の塊となったiPhoneにおいては必須事項です。
Wi-Fiは必要時以外はOFFにしておくべきだ
GPSとは逆に、Wi-Fiは常にONにしている方がデメリットが多いようです。バッテリーの消費はもちろんの事、繋がりにくいWi-Fiスポットを度々掴んではイライラする機会が増えてしまいます。
「Wi-Fiは使わない時は常にOFF」これが私のデフォルトです。
フリック入力は早めに覚えるべきだ
メールを送ったりメモをとったり、はたまたリマインダーの用事を書き込んだりTwitterにつぶやいたりと、iPhoneで文字入力をする機会は以前に比べて格段に増えたように思えます。従来の携帯打ちでは時間がかかっていた長文も、フリック入力ならキーボード入力に勝るとも劣らないスピードが実現できます。苦手な方もトライして欲しいiPhoneの機能の一つです。
必要の無い脱獄は避けるべきだ
iPhoneが出たばかりの、まだiPhone OSと呼ばれていた時代は、機能が十分に揃っているとは決して言えませんでした。コピー&ペーストは無い、シングルタスクな為にアプリ間の移動が出来ない、壁紙を変更する事も出来ない。そしてそれらの機能を実装するアプリも、Appleが許可しない場合は利用出来ない。この状況はAppleの牢獄だと揶揄され、Appleが未許可なアプリケーションをiPhone上で実現する為にJailBreak(脱獄)という文化が生まれました。しかしiOSの機能が充実してくるにつれ、脱獄という行為そのものにあまり意味が無くなってきたのも事実です。
現在Cydiaに並ぶ脱獄アプリのセキュリティは、基本的には開発者の良心に委ねられているという現実があります。(まれに同業者からマルウェアの危険性がアナウンスされる事はありますが)またアプリ同志がコンフクリクトを起こし、iPhoneの動作が不安定になる事も珍しくありません。
自分に必要な機能がiOSに実装された時が、あなたがiPhoneの脱獄を卒業すべき時なのかもしれません。
iOSのバージョンは常に最新に保つべきだ
「Macはウィルス対策しなくても平気なんです」という神話の時代は終わりを告げました。同様にセキュリティには強いとされるiOSデバイスにおいても、脆弱性がいくつも発見されています。
iOSにはAndroidのようなセキュリティ対策ツールは存在せず(厳密に言うといくつかあるようですが、常時監視はしない為にあまり意味がない)ユーザーがセキュリティを高いレベルで維持する為の方法はたった一つしかありません。それは何か?
それはiOSを最新バージョンに保つ事です。
過去数回に渡って繰り返されたiOSのアップデートですが、派手な機能拡張の裏側でセキュリティホールを塞ぐ作業が行われてきました。ユーザーは可能な限りiOSバージョンを最新状態に保つ事が現時点でのiPhoneの最高のセキュリティ対策となります。
ユーティリティアプリは1種類に絞るべきだ
App Storeにはよりどりみどりのアプリがあふれ、また日々新しいアプリが追加されていきます。色々と試してみたくなるのが人情ですが、ことユーティリティアプリについては、一つのアプリをトコトン使い倒して仕組みを熟知する方が効率は高いようです。 一度じっくり一つのアプリを使い倒してみて下さい。新たな発見がきっとあるはず。
よく使うアプリはフォルダにいれない方が良い
フォルダに入れたアプリは、何故か起動する頻度が落ちます。これは目的のアプリを展開する為に1タップ余分に押す必要があるだけでなく、ホーム画面上を目で追って目的のアプリを探すという行為がフォルダ内でも繰り返される事が、無意識下に「フォルダの中のアプリは起動に手間がかかる」と我々に感じさせているではないかと推測します。
よく使うアプリは必ずホーム画面上に置き、頻繁には使わないけど消すと困るアプリのみをフォルダに入れるのがiPhoneを快適に使うコツの一つだと私は思います。
外部バッテリーを2つ持つべきだ
iPhoneに限らずスマートフォンは、従来のフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)に比べてバッテリーの消耗が激しい事はよく知られています。そこで外部バッテリーが必須となるわけですが、結構な頻度で充電を忘れてしまいがち。
そんなウッカリを確実に防止する方法がこちら。
簡単に言うと外部バッテリーを2つ用意して、1つは常に充電しておくというわけ。これで外出先でのバッテリー切れとはサヨナラ出来ます。
外部バッテリーも種類はたくさんありますが、安全性と容量の大きさからEneloopシリーズの人気が高いようです。(私も愛用しています。)

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初期設定は面倒でも自分でやるべきだ
iPhone初心者をまず悩ませるのは初期設定。初めてスマートフォンにした人には確かに敷居は高いかもしれせん。しかしこれを人任せにすると大きな落とし穴が待ち構えています。
まずはプライバシーの問題。海外ではiPhoneの初期設定を他人に任せたばっかりに、その後のプライバシーが筒抜けになっていたという恐ろしい事例も報告されています。
また、トラブルが発生した際に仕組みを理解していないと解決が遅くなるという弊害も考えられます。ここはiPhoneの勉強だと割り切って、出来るだけ自分で設定を行うべきです。
iPhoneに関する9つの気付き、いかがでしたか?皆さんのiPhoneライフに少しでもお役に立てば幸いです。