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PCメーカーを堕落させ衰退へと誘う「タブレット市場」という幻想

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iPadの登場以来、ノートブックPCの売り上げは低迷しています。

米国ではすでにタブレットがノートPCを上回る、日本はいつ? 家庭向け出荷台数 - bizmash!:@nifty

タブレットの攻勢に対抗すべく、PCメーカーには大きなテコ入れが必要な状況に思えますが、当の本人達はそうは考えていないようで。

Apple Insiderの記事によると、複数のPCメーカーは直近のノートブックPCの低迷について、タブレットに需要を奪われている事が主な原因ではないと主張している事が分かったそうです。



AppleInsider

昨今のノートブックの業績不振はiPadを初めとするタブレットデバイスに需要を奪われたからではなく、世界的な不況、そしてIntelの新型CPUであるIvy BridgeシリーズやWindows 8 のリリース遅延による買い控えが主な原因だという考えが、PCメーカーにおいて支配的になりつつあるようだと記事は伝えています。


つまり世間で騒がれているような、ノートブックの需要そのものがiPadに奪われたという構図は誤りであると。


それを証明するように、AcerやAsustekはユーザーが待ち望んだIntelのIvy BridgeやWindows 8 がインストールされたノートブックPCの発売が開始される2012年の下期にはノートブックPCの販売は大幅に回復するだろうと楽観視している様子が、各メーカーの生産ピッチからも見て取れるようです。



そんな市場は最初から無かったとしたら

確かにIntelの新型プロセッサやWindows 8 を待つ為の買い控えは、特にコンシューマ分野においては存在するでしょう。

またPC向けソフトウェア開発大手のWistron社のSimon Lin会長もDigitimesのインタビューの中で、iPad等のタブレットの販売動向について「今までにない新たな市場だ」という見解を示しています。つまりノートブックとタブレットは求めるユーザー層が異なる別カテゴリーの製品であり、複数所有する事があっても需要を奪い合う関係には無いと、PCメーカーの気持ちを代弁する発言をしています。

この理屈には一理あると感じる所もあります。ノートブックにはノートブックの仕事がありますし、そこにはタブレットデバイスを置換出来ないケースは多々あるでしょう。私自身もタブレットの本質はビューアーだという認識は変わりませんし、無理にインプット作業を任せる必要は無いと考えています。


しかしこのSimon氏の発言には一つ重要な過ちがあります。それは、コンピューティング・デバイスにはビューアー機能さえあれば十分だというユーザーは存在し、しかもその数は実は膨大であるという事実です。

手軽にインターネットやYouTubeを見れて、メールやチャットが出来れば十分。たまにゲームで暇潰しでも出来れば満足

こういったユーザーがiPadを購入した場合、果たして次のデバイスにノートブックを求めるでしょうか?答えは否であると、私は考えます。


「ノートブック市場」「タブレット市場」とはそれぞれ固有の独立したカテゴリーではなく、境目が曖昧で流動的なものになりつつあるというのが現状に対する私の認識です。

それぞれのカテゴリーが消えて無くなる事はありえないでしょうが、そのパワーバランスが大きく入れ替わる事は多いにあり得るでしょう。少なくともノートブックを取り扱うメーカーが、今回取り上げたような希望的観測を多分に含んだ甘い認識をもった企業ばかりなら。

そのうちタブレット市場という言葉自体が無くなって、ノートブック市場という物がプログラマーやweb管理者向けのニッチなカテゴリーを意味する言葉に追いやられたりして。


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