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Appleが直面する、特許や意匠権を無視する他社の「売り逃げ」手法

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photo credit: leondel via photo pin cc

この手法で攻められると、Appleはお手上げだろうな。

Android Policeは、新製品のAndroidタブレットにApple製品の明らかな模倣・盗用が見受けられると伝えています。



今回話題となったのは新製品のAndroidタブレットである、Nexus 7。この機種にiPadにそっくりな機能があるそうなんです。

Android Policeが予測する通りであれば(というかほぼ確定でしょうが)、マグネットのついたカバーでスリープからの復帰といったディテールはiPadのSmart coverの完全なるパクリ。そこにはオリジナルに対する敬意は微塵も感じられません。


Smart Coverについては、以前にもGalaxy Tab用のアクセサリーをサムスンの公式ベンダーが販売して非難を浴びた事

サムスン公式ベンダーからiPad2のsmart coverに酷似したGalaxy Tab10.1用ケースが登場して論議を呼ぶ

そしてAppleがすでにSmart Coverのデザイン及び機能の特許を申請している事

Apple Wins Patents for iPad Smart Cover, iTunes Store & More - Patently Apple

それらを製造・販売担当者が知らなかったとは考えにくい。こんな極東の一ブロガーでも知ってる事ですし。にも関わらず販売を強行する背景にあるのは、スマートフォンやタブレット独特の買い替えサイクルが関係しているのでしょう。



販売終息と販売差し止め命令とのタイムラグ

特許侵害による販売差し止めについては、Appleとサムスンの訴訟でも分かるとように非常に時間がかかる。先日販売差し止め命令が出たGalaxy Tab10.1については、訴訟開始から1年以上が経過しています。

一方でスマートフォンやタブレットの製品リリースサイクルは約1年。そしてiPhoneやiPadといったモンスター製品を除けば、ほとんどのスマートフォンやタブレットの販売は発売後約半年の間にその製品生涯販売台数が集約されています。カバーなどのアクセサリーも本体と同時に購入されるケースがほとんどだと考えられ、同じような販売周期を持つとみて間違いないでしょう。

つまり「特許侵害だろうがなかろうが、販売後半年間で売り切れば、後に販売差し止めになろうと問題無い」といった図式がデジタルガジェット界隈に成り立ちつつあるのではないかと私は懸念しています。

膨大な時間と開発費を費やしたデザインや機能を、ライバル会社は元手ゼロで掠めとっていく。販売差し止めを裁判所に求めても、結審した頃には相手は作った分を売り切って店仕舞い。そこにモラルは存在せず、真面目に努力している企業にとってはたまったたもんじゃない話ですが、現状の特許に関する法規制では防ぐ事の出来ないのも事実。

この問題は今後も尾を引きそうですね。


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